香港でコロナ対策の野営病院建設へ 中国が援助
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【7月27日 AFP】(更新)新型コロナウイルスの感染者が増加している香港で、中国政府の援助を受けて緊急事態用の野営病院を建設することが分かった。香港政府の高官が27日、明らかにした。
香港特別行政区の張建宗(Matthew Cheung)政務官は、同ウイルスが最初に発生した際に中国・武漢(Wuhan)に設置された仮設病院に言及し、「中央政府は、香港での方艙医院(Fangcang Hospital)の建設を援助することに同意した。最大で2000床を提供する」と述べた。
地元当局は以前、空港近くの大規模な展示施設を仮設の野営病院に転用する計画を明らかにしていた。
また同政務官は、同感染症の新たな流行を抑制するため、これまでで最も厳格なソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を求める措置を公表。
公共の場所すべてでマスク着用を今週から義務付けるとともに、公共の場所での2人以上の集まりを禁止し、レストランに対しては持ち帰り用の食事の提供のみを認めるという。(c)AFP