【7月27日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2020)第3戦、アンダルシアGPは26日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が2連勝を飾った。

 レースは気温40度、コース上の温度は推定60度にもなるコンディションで行われ、スタートした21台のうち、完走できたのはわずかに13台だった。クアルタラロも「厳しかった」とコメントしたが、後方では厳しい暑さによるクラッシュやマシントラブルが続出する中で完勝を収めた。

 クアルタラロは前週のスペインGPで、フランス人ライダーとしては1999年以来となるMotoGPクラスの優勝を飾っており、これで2連勝となった。ここまでMoto2クラスでは1勝、Moto3クラスでは表彰台が2回あったものの未勝利だった21歳だが、最高峰クラスで早くもそれを上回る勝利数を挙げている。クアルタラロは「連勝はすごく気分が良い」と話した。

 モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が2位、チームメートのバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が3位に入り、今大会は6年ぶりにヤマハ勢が表彰台を独占した。

 年間順位では、クアルタラロが腕の骨折で決勝を欠場したレプソル・ホンダ(Repsol Honda)の世界王者マルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)に50ポイント差をつけてトップに立っている。

 LCRホンダ・イデミツ(LCR Honda IDEMITSU)の中上貴晶(Takaaki Nakagami)が4位に入った。(c)AFP