【7月27日 AFP】女子テニス世界ランク2位につけるシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は26日、新型コロナウイルスの感染拡大による5か月の中断からの再開戦、パレルモ・レディース・オープン(Palermo Ladies Open 2020)を欠場すると発表した。

 ハレプは自身のツイッター(Twitter)アカウントで、「ルーマニア国内での感染者の増加傾向と、こうした時期に国外へ飛行機で遠征することへの不安を考慮して、パレルモ大会棄権というつらい決断を下しました」「私に代わって尽力してくださった大会主催者とイタリア保健省に感謝します」と発表した。

 イタリアは前週、過去2週間以内にルーマニアかブルガリアにいた人物が入国する際は、14日間の隔離を義務づけることを決めたが、大会主催者はハレプに関する規則の免除と出場の可能性を模索していた。

 オリビエーロ・パルマ(Oliviero Palma)大会ディレクターは、「非常に残念だが、世界2位が参加キャンセルを決めたということを聞いた」と話した。

「きのうは状況を楽観していて、プロ選手には隔離義務が適用されないということをハレプの陣営に伝えてあった」「にもかかわらず、向こうが伝えてきたのは最終的な決断だけで、われわれの努力は無駄になった。残念であり、心から落胆している」

 クレー大会のパレルモ・レディース・オープンは、南部シチリア(Sicily)島で8月3日に開幕する。(c)AFP