【7月27日 AFP】デンマーク王室は26日、ヨアキム王子(Prince Joachim、51)が脳血栓のためフランスで手術を受け、現在容体は安定していると明らかにした。

 リツァウス(Ritzau)通信は王室の発表として、ヨアキム王子は24日に仏トゥールーズ大学病院(Toulouse University Hospital)で手術を受け、「容体は安定しており、この状況下での経過は順調だ」と報じた。

 王位継承順位第6位のヨアキム王子は、女王マルグレーテ2世(Queen Margrethe II)と仏出身の故ヘンリック殿下(Prince Consort Henrik)の次男で、フレデリック皇太子(Crown Prince Frederik)の弟。

 ヨアキム王子は、王室が仏南西部に所有する邸宅で家族と休暇を過ごしていた際に発症し、王室によると、130キロ離れた病院に救急車で搬送された。デンマークのメディアは当初、王子はヘリコプターで搬送されたと報じていた。

 直前に王子にインタビューを行っていた仏地元紙の記者らは、「落ち着いた」様子だったと述べている。

 王室の広報担当者レーネ・バレビー(Lene Balleby)氏は、王子の入院期間について「今すぐに述べるのは時期尚早だ」とコメントした。(c)AFP