【7月26日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は25日、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の足首のけがは重傷で、来月に控える欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)準々決勝に出場できない可能性があると発表した。

 24日に行われたフランス杯(French Cup 2019-20)決勝でエムバペは、サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)の主将ロイク・ペラン(Loic Perrin)から悪質なタックルを受けて負傷。PSGは検査の結果、けがは「重度の靱帯(じんたい)損傷を伴う右足首の捻挫」だと発表した。

 これによりPSGは、31日に行われるオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)とのフランスリーグ杯(French League Cup 2019-20)決勝はおろか、8月にポルトガル・リスボンで開催されるアタランタ(Atalanta)とのチャンピオンズリーグ準々決勝でもエムバペを欠く見通しとなった。

 悪質なタックルでペランは一発退場に。エムバペは数分にわたり治療を受けたものの最終的に途中交代を余儀なくされた。チームを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、「みんなが心配している。ファウルを見た全員が心配している。もちろん私もだ」と気をもんだ。

 新型コロナウイルスの影響による中断後、初めて公式戦を観戦したエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領に対しエムバペは、「間違いなく骨にひびが入りました」と話す様子がカメラにとらえられていた。

 リヨンとのリーグ杯決勝後、PSGは8月12日にエスタディオ・ダ・ルス(Estadio da Luz)で開催される一発勝負の大一番に臨む。(c)AFP