【7月25日 AFP】サッカーフランス杯(French Cup 2019-20)は24日、決勝が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の決勝ゴールで10人のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)に1-0で勝利し、優勝を果たした。

 しかし、王者PSGはキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がこの試合で足首を痛め、チームを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、来月に控えるアタランタ(Atalanta)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)準々決勝を前に気をもむことになった。

 エムバペは前半、サンテティエンヌの主将ロイク・ペラン(Loic Perrin)に悪質なタックルを受けて負傷。これでペランは一発退場となった。

 その後、松葉づえを突いて再び姿を見せたエムバペについて、トゥヘル監督は「みんなが心配している。ファウルを見た全員が心配している」「優勝できて非常に満足しているが、まだ何も情報がないから冷静でいないといけない。彼は今夜検査を受けると思う」とコメントした。

 今夏三つのタイトル獲得を目指すPSGは、歴代最多記録を更新する13度目のフランス杯制覇を果たし、まず一つ目のトロフィーを手にした。31日にはオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)とのフランスリーグ杯(French League Cup 2019-20)決勝を控え、その後ポルトガルでチャンピオンズリーグの戦いを再開する。

 仏サッカーはリーグ戦が打ち切りになるなど、新型コロナウイルスの影響で活動の中止を強いられていたため、公式戦が行われるのは3月11日以来となった。

 また、公式戦としては欧州主要国で初めて観客の入場が許可された。厳しい規制により、収容人数8万人を誇るスタッド・ド・フランス(Stade de France)には2805人の観客しか入らなかったが、会場にはエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領も訪れた。(c)AFP