【7月23日 AFP】(更新)中国は23日、火星探査機を載せたロケット「長征5号(Long March 5)」を、南部海南(Hainan)島の文昌(Wenchang)発射場から打ち上げた。

 同国最大のロケット、長征5号に搭載された探査機は、宇宙について詠んだ詩にちなみ「天問1号(Tianwen-1)」と名付けられている。天問1号は7か月後の2021年2月に、5500万キロ離れた火星に到達する見込み。

 天問1号は火星軌道の周回機、着陸機と火星の土壌を調査する探査車から構成されている。

 中国と深宇宙探査で競う米国も、30日に火星探査機を打ち上げ予定だ。両国とも地球と火星の距離が最も近づく期間を利用しようとしている。

 アラブ首長国連邦(UAE)は20日、アラブ諸国初となる火星探査機を打ち上げている。(c)AFP/Ludovic EHRET