EU首脳、92兆円のコロナ「復興基金」設立に合意
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【7月21日 AFP】欧州連合(EU)は21日の首脳会談で、新型コロナウイルスの流行により壊滅的な打撃を受けた欧州経済を立て直すための救済策として、総額7500億ユーロ(約92兆円)規模の「復興基金」を設立することで合意した。
各国首脳は丸4日間にわたって激しい交渉を続けた末、5日目に突入した会議でようやく合意に至った。その間、フランスは退場をほのめかし、ハンガリーは拒否権をちらつかせた。オランダとオーストリアは再建策の規模が大きすぎるとして激しく抵抗した。
計90時間以上に及んだ交渉を導いた欧州理事会(European Council)のシャルル・ミシェル(Charles Michel)議長は、「もちろん全ての欧州人にとって、非常に困難な時期の難しい交渉だった」と述べた。また「加盟27か国にとって、特に各国の人々にとって、成功に終わったマラソン」だったと形容した。
AFPの取材によると、この再建策はドイツとフランスの決定的な支持を受けて実現したもので、EU加盟27か国による過去最大の共同借り入れが含まれている。共同借り入れは過去数十年にわたり、ドイツ政府と「倹約主義」と呼ばれる北欧諸国が反対していた措置だ。(c)AFP/Alex PIGMAN