【7月20日 AFP】フランス政府は、新型コロナウイルスの第2波を抑える措置として、公共の屋内でのマスク着用を義務付ける命令に違反した者に最大135ユーロ(約1万6500円)の罰金を科すと発表した。

 フランスでは公共交通機関でのマスク着用がすでに義務付けられており、違反者は同額の罰金の対象となる。同国ではこれまでに、3万150人以上が新型コロナウイルスにより死亡している。

 仏保健省によると、新たにマスク着用義務の対象となるのは商店やスーパーマーケット、生鮮食料市場、銀行のほか、多くの市民が集まる公共施設の屋内。

 公衆衛生当局はまた、感染者1人が平均何人に感染させるかを示す「実効再生産数」が先週末にかけて1を超えたと指摘。感染者1人につき約1.2人に感染させていたとしている。(c)AFP