【7月21日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のマッティア・ビノット(Mattia Binotto)チーム代表は、今季開幕から不調にあえいでいることを受けて、来月に開催される英国GP(British Grand Prix 2020)までの短いブレーク期間を活用して、チームオペレーションに関する分析と総点検の実施を計画している。

 19日に行われたハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2020)決勝で、フェラーリは通算4度の総合優勝を誇るセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が6位、シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が11位に終わった。

 ドライバーズ選手権では、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が今季3戦を終えた時点で合計63ポイントの首位に立つ一方、ルクレールは合計18ポイントで大きく差をつけられており、ベッテルはわずか合計9ポイントしか獲得していない。

 ブレシーズンの合同テストで新型マシン「SF1000」のスピードが期待外れだったと実感していたことから、イタリア出身のビノット氏はハンガリーGPのレース後、ここまでの結果には驚いていないとコメント。それでも、今季が「予想よりも悪い」スタートとなっていることから、チームに徹底した解決策の模索を指示した。

「バルセロナでのテストで速度が十分でなかったのは分かっていたが、ここまで厳しい状況になるとは予想していなかった。予想より悪いのは間違いない」「シルバーストーン(Silverstone Race Circuit)での英国GPまでには2週間ある。マラネッロ(Maranello)の本拠地に戻ってあらゆる角度からマシンを点検し、必要な改善点を探っていくことが重要になる」

「マシンやチームのパフォーマンスを全体的に分析し、できるだけ早期に対処する必要があるのは明らかだ」「仕事の量を増やすのではなく、質を改善する必要がある」「そのやり方についても分析していく」

 ビノット氏は、ハンガリーGPに向けてマシンを大幅にアップデートしてもそれほどパフォーマンスは変わらなかったとの認識を示し、「現時点で問題点は残されている」「ストレートでのスピードが足りないし、コーナリングでもそうだ」「要するに、全体的にマシンを改良する必要がある。そういうことだ」と述べた。

 その一方で、すぐには解決しないと覚悟しており、「しばらく時間はかかるだろう。数週間で対処できるものではない」「忍耐が必要になる。話していた通り、全体的な改良が必要だ。すべてのエリアでスピードが足りていない。単純な解決策やパッケージで簡単にどうにかなる話ではない。期間はどのくらいかって? まだその答えはない」と語った。(c)AFP