【7月19日 AFP】フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)が、ロベルト・モレノ(Robert Moreno)監督を解任し、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の前指揮官であるニコ・コヴァチ(Niko Kovac)氏の招へいを考えていることが分かった。クラブに近い関係者が18日、AFPに明かした。

 この関係者によると、モレノ監督はすでに任を解かれているという。17日の練習試合ではベンチに入っており、18日の練習も指揮したが、その後にコーチングスタッフとともに解任を言い渡された。

 モレノ監督は2019年12月、レオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)前監督に代わって就任したが、新型コロナウイルスの感染拡大で打ち切りとなったリーグ戦は9位に終わり、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)の出場権を得られなかった。最後は3試合未勝利で、結果的にシーズン最終戦となった3月上旬の試合も1-2の敗戦だった。

 一方、後任とされるコヴァチ氏は、今季途中にドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルンを事実上解任され、現在はフリーとなっている。バイエルンはその後就任したハンジ・フリック(Hansi Flick)監督の下でリーグ8連覇を達成した。(c)AFP