【7月18日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)は17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)による影響に取り組む中で、予定されていた3クラブの創設を延期すると明らかにした。

 発表によると、米テキサス州に拠点を置くオースティンFC(Austin FC)は計画通り2021年にリーグデビューを果たすものの、シャーロット(Charlotte)の新チームは来年の予定が2022年に、セントルイス(St. Louis)とサクラメント(Sacramento)にそれぞれ誕生するチームは2022年の予定が2023年に遅れることになった。

 MLSは予定変更の理由として、新型コロナウイルスの危機で混乱に陥っている中で、運営開始とスタジアム完成に向けて各チームに時間的な余裕を与えるためと説明。2019年1月に正式に拡張チームとして発表されたオースティンFCは、パンデミックの前にすでに創設に向けた準備が「大幅に進展」していた。

 リーグのドン・ガーバー(Don Garber)コミッショナーは、「われわれはこれまで常に慎重かつ戦略的に拡張計画を練り、その都度クラブの創設を成功させてきた」「重要なのは各クラブが必要な時間を費やし、ファンや地元地域にふさわしいやり方でMLSの最初のシーズンを飾ることだ」と述べた。

 2020年シーズンのMLSは新型コロナウイルスの大流行が発生して3月に中断されたが、今月上旬にフロリダ州オーランド(Orlando)の1か所においてW杯(World Cup)形式で再開された。(c)AFP