米バーガーキングが謝罪、中国の店舗で賞味期限切れ商品販売
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【7月17日 AFP】米ファストフード大手バーガーキング(Burger King)は、中国国内の2店舗で賞味期限切れの商品が販売されていたと国営メディアが報じたことを受けて、謝罪した。
国営中国中央テレビ(CCTV)の消費者問題について採り上げる有名番組が17日、問題を指摘し、注目が集まった。同番組は過去に、同じく米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)の問題を暴露したこともある。
不正が見つかったのは、中国中部にある江西(Jiangxi)省南昌(Nanchang)の店舗。同番組によると、賞味期限が切れた材料でハンバーガーを作っていたという。
映像には、従業員らが店長の指示を受けて、賞味期限切れのパンの包装ラベルを剥がして新しいものに貼り替える様子が捉えられていた。
南昌の別の店舗では、賞味期限切れのチキンのラベルの偽装が行われていた。
番組放送直後、バーガーキングは「われわれの管理不行き届きでバーガーキングのお客様の信頼を裏切ったことに、心からおわびする」とソーシャルメディア上で謝罪した。
報道に憤慨した利用者らは中国版ツイッター(Twitter)の「ウェイボー(Weibo、微博)」に、「本当に失望した。バーガーキングでは二度と食べない」「徹底的な対策が必要。それができないのなら閉店すべき」といったコメントを投稿した。
中国では以前から、食品安全性問題が懸念されている。品質管理に関わる不祥事が発覚するたびに、食品安全性をめぐる不安が強まり、規制上の不備に対する怒りが広がっている。(c)AFP