【7月17日 AFP】スペイン・アラゴン(Aragon)州当局は16日、新型コロナウイルスの集団感染が確認されたため、毛皮のために飼われているミンク9万2700匹の殺処分を命じたと明らかにした。

 ホアキン・オロナ(Joaquin Olona)州農相によると、バレンシア(Valencia)の北西約100キロに位置するプエブラデバルベルデ(Puebla de Valverde)の農場の従業員7人が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陽性と判定されたため、5月22日から注意深く監視を続けていたという。

 オロナ氏はまた、当局が何度かPCR検査を実施したが、7月13日にミンクの87%の感染が確認されたと指摘。「人への感染リスクを避けるため」殺処分の実施を判断したと述べた。

 当局は、初めに農場の従業員からミンクに感染したとみている。(c)AFP