CASが元アフガン連盟会長の異議を棄却、性的暴行で永久追放
発信地:ローザンヌ/スイス
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【7月15日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日、「おぞましい」性的暴行により永久追放となったアフガニスタンサッカー連盟(AFF)の元会長、ケラムディン・カリーム(Keramuddin Karim)氏の異議申し立てを棄却した。
カリーム氏は2019年6月、アフガニスタンの女子選手数人を暴行したことが国際サッカー連盟(FIFA)から認定され、永久追放と罰金100万スイス・フラン(約1億1400万円)という、過去最も厳しい処分を受けた。
そして今回、CASはその判断を支持し、カリーム氏の犯罪行為を強い言葉で非難。悪質な賄賂や汚職の数々もサッカーの品位を損なうものだが、カリーム氏は「基本的人権を侵し、若い女子選手の精神的、肉体的な尊厳と品位を傷つけた」と指摘した。
FIFAもこの裁定を歓迎し、CASが「あらゆるレベルのサッカーで、肉体的、精神的、性的な暴行を絶対に許さないFIFAの方針」の重要性を認めたと述べた。
カリーム氏については、2013年から2018年にかけて性的暴行をはたらいたとしてアフガニスタンの女子選手5人から告発され、FIFAの調査の結果、「地位を利用して複数の女子選手を性的に暴行するという、FIFAの倫理規定への違反を犯した」ことが判明した。
報道によれば、元選手のカリーダ・ポパル(Khalida Popal)氏が、かつてのチームメートから性的な暴力や殺害の脅迫、レイプ等に関する証言を集めたという。
カリーム氏は以前から、この件は「根拠のない」「陰謀」の一部だと述べて疑惑を否定していた。(c)AFP