【7月13日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは12日、第35節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はトビー・アルデルヴァイレルト(Toby Alderweireld)の決勝点でアーセナル(Arsenal)に2-1で勝利。順位表でノースロンドンのライバルの上に立った。

 トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、前節までの3試合で1勝しかできず、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権獲得争いから脱落し批判を浴びていた。

 しかし、81分のアルデルヴァイレルトの決勝点でライバルを退け留飲を下げたトッテナムは、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)出場に望みをつないだ。

 2009-10シーズン以来となる欧州大会欠場を避けたいトッテナムは、9位のアーセナルを勝ち点で2上回り、7位シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)を2ポイント差で追っている。

 新本拠地トッテナム・ホットスパースタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)で初めて開催されたノースロンドンダービーは、16分にアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)が目の覚めるようなミドルシュートを沈めてアーセナルが先制した。

 しかしその3分後にトッテナムは、セアド・コラシナツ(Sead Kolasinac)の不用意なパスを奪った孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)がダビド・ルイス(David Luiz)をかわし、最後はGKエミリアーノ・マルティネス(Emiliano Martinez)の頭上を抜いて得点。

 82分には、ベルギー代表DFアルデルヴァイレルトが孫のCKに頭で合わせて決勝点をマークした。

 一方、ボーンマス(AFC Bournemouth)はレスター・シティ(Leicester City)に4-1で勝利し、リーグ残留に踏みとどまった。

 ボーンマスは2月1日以来10試合ぶりの勝利。リーグ残留となる17位につけるワトフォード(Watford FC)に3ポイント差と迫った。なお、降格の可能性があるチームの残り試合はすべて3となっている。

 敗れたレスターは、12日にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がサウサンプトン(Southampton FC)に勝利した場合4位の座を譲ることとなり、チャンピオンズリーグ出場圏外となる。

 19位のアストン・ビラ(Aston Villa)は、クリスタルパレス(Crystal Palace)に2-0で勝利し、こちらも残留に望みをつないだ。

 また、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)はエバートン(Everton)を3-0で退け6位に浮上し、チャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性を残した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS