【7月12日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは11日、第35節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は0-3でシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に完敗し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場に向けて手痛い黒星を喫した。

 また、優勝を決めたリバプール(Liverpool FC)は本拠地アンフィールド(Anfield)でバーンリーFC(Burnley FC)と引き分け、1年半続いたホーム連勝がストップした。

 チェルシーは3位を維持しているものの、レスター・シティ(Leicester City)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の今節の結果次第では5位に順位を落とす可能性がある。レスターはボーンマス(AFC Bournemouth)、ユナイテッドはサウサンプトン(Southampton FC)とそれぞれ対戦する。

 一方、13年ぶりのプレミア昇格シーズンで開幕から健闘を続けているシェフィールドは、4位レスターとの勝ち点差を暫定で5に縮め、4位以内のフィニッシュの可能性を残している。

 リバプールはアンドリュー・ロバートソン(Andrew Robertson)が前半に頭で先制点を決めたものの、守護神ニック・ポープ(Nick Pope)が好プレーを見せ、ジェイ・ロドリゲス(Jay Rodriguez)が同点ゴールを挙げたバーンリーと勝ち点を分け合い、2019年1月以来久しぶりにホームで白星を逃した。

 それでもチームは残り3節を全勝で終えれば、マンチェスター・シティ(Manchester City)が2年前に記録した勝ち点100を上回り、リーグ最多勝ち点の記録を樹立できる。

 シティはラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)のハットトリックなどでブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に5-0で大勝し、10年連続のトップ4フィニッシュを確定させた。

 しかし、欧州カップ戦2年間出場禁止の処分を受けているシティは、13日に裁定が出る異議申し立ての結果次第では、来季のチャンピオンズリーグに出場できない可能性もある。

 スターリングはこれで今季公式戦での得点数を自身最多の27ゴールにまで伸ばし、他にはガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)とベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)にも得点が生まれた。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督はまたしても大勝を挙げたことを喜び、選手たちのピッチ上の努力が来季のチャンピオンズリーグ出場という形で報われてほしいと話した。

「われわれはピッチで権利を勝ち取ったし、あの舞台にふさわしい。こうしたチーム、こうした選手たちがあの場にふさわしいということを、月曜日に欧州サッカー連盟(UEFA)が認めてくれるのを願う」

 ノリッジ・シティ(Norwich City)は0-4でウェストハム(West Ham)に敗れ、2部降格が決まった。ミカイル・アントニオ(Michail Antonio)が全ゴールを決めたウェストハムは、プレミア残留へ弾みをつける勝利となった。(c)AFP/Kieran CANNING