PSGの親善試合に多くのファン、コロナ後の最多動員を記録
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【7月13日 AFP】サッカー親善試合が12日、フランスで行われ、同国リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)は2部のルアーブルAC(Le Havre AC)に9-0で大勝した。この試合は、そのスコアではなく、3月上旬以降の欧州サッカー「5大国」で1試合の最多観客数を動員し、注目を集めた。
フランス政府はこの週末を前に、健康面のプロトコルを緩和し、試合の際に選手や記者、スタッフを含め5000人までであれば入場を可能にしていた。この試合は有観客となった初の試合ではなかったが、それ以外は下部クラブの試合だけだった。
30ユーロ(約3600円)から60ユーロ(約7200円)の値段で販売されたルアーブル(Le Havre)での一戦のチケットは、わずか6分で完売した。
現地で試合を観戦したロクサナ・マラシネアヌ(Roxana Maracineanu)スポーツ担当相は、「フランスサッカー界、スポーツ界全体にとっての勝利」とコメントした。
「スタジアムに多くのファンを入れるという、最も好まれる方法でフランスサッカーを再開できることをうれしく思う。西欧でこれができる唯一の国」
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に際し、仏政府はリーグ戦を断念したが、ドイツやイングランド、イタリア、スペインのリーグは無観客での再開となった。
ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)が取られていたものの、2万5000人を収容するスタッド・オシアン(Stade Ocean)に入ると、ファンはそれらを無視する場面もあった。
ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)がそれぞれ2得点を挙げたPSGは、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)にもゴールが生まれ、5-0で前半を折り返した。
10人を入れ替え迎えた後半には、パブロ・サラビア(Pablo Sarabia)の2ゴールとイドリッサ・ゲイェ(Idrissa Gueye)、アルノー・カリムエンド(Arnaud Kalimuendo)の得点で60分までに4点を奪い、PSGは7月下旬から8月上旬の慌ただしい数週間に向けた調整をスタートさせた。
今月24日にサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)とのフランス杯(French Cup 2019-20)決勝を、同31日にオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)とのフランスリーグ杯(French League Cup 2019-20)決勝を控えているPSGは、8月12日に予定されているアタランタ(Atalanta)との試合で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)も再開になる。
二つの国内カップ決勝は、8万人収容のスタッド・ド・フランス(Stade de France)で行われる。
マラシネアヌ氏はまた、入場制限は18日に変更される予定であり、スタジアムの規模に比例する形で上限人数を調整することを検討すると述べた。(c)AFP