中国、食品輸入停止を拡大 冷凍エビパッケージからコロナ
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【7月11日 AFP】中国は、輸入冷凍エビの容器から新型コロナウイルスが検出されたことを受け、エクアドルの企業3社からの食品輸入を一時的に禁止した。首都・北京での新たな集団感染を受けて実施されている、冷蔵食品の検査強化に続く措置。
中国税関総署(GACC)の畢克新(Bi Kexin)輸出入食品安全局長は記者会見で、港湾都市の大連(Dalian)と厦門(アモイ、Xiamen)で、バナメイエビのパッケージから採取したサンプルから新型コロナウイルスが検出されたと明らかにした。
しかし、パッケージの内部とエビから採取したサンプルは、検査で陰性だったという。
北京市では6月に集団感染が発生し、食肉卸売市場「新発地(Xinfadi)」で輸入サーモンを切るまな板から新型コロナウイルスが検出されたこと受け、輸入食品の検査が強化されている。
中国は、新型ウイルスの発生が報告されている複数の国の食品メーカーからの輸入を禁止しており、食肉会社の米タイソン・フーズ(Tyson Foods)やドイツのテンニース(Toennies)も禁止対象に含まれている。
中国はまた、「高リスク国」から輸入された冷蔵食品について、全国的な検査を実施している。(c)AFP