【7月10日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)百色市(Baise)公安局はこのほど、越境ネット賭博を摘発し、犯罪組織を検挙したと発表した。事件には、同自治区以外にも雲南省(Yunnan)や広東省(Guangdong)など多くの省(自治区)から1万8千人余りが関与し、3億5千万元(1元=約15円)以上の資金が流れたとされる。

 百色市公安局は、これまでに主犯格の容疑者17人を含む108人を検挙し、ベトナム警察も8人の検挙に協力した。犯行に使用された携帯電話60台余りやパソコン9台、キャッシュカード100枚余り、POS(販売時点情報管理)マシン20台余りなども押収し、80余りの銀行口座と賭博に使われたとみられる資金330万元余りを凍結した。

 同局は今年1月、市公安局治安警察支隊に「娯楽アプリを使った組織的なネット賭博が行われている」との匿名通報があったことから捜査に着手。4月26日から300人を超える態勢で一斉摘発を実施した。

 事件の主犯格はすべて検挙されており、現在取り調べが行われている。(c)Xinhua News/AFPBB News