【7月9日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾調査で、トランプ氏に不利な証言をしたアレクサンダー・ビンドマン(Alexander Vindman)陸軍中佐(45)が8日、軍に退役を申し入れた。「いじめと脅迫、報復」の標的にされていたという。代理人弁護士が明らかにした。

 ビンドマン氏は今年2月、ホワイトハウス(White House)の国家安全保障会議(NSC)から解任された。共和党が多数派を占める上院が、弾劾裁判でトランプ氏に無罪評決を下した2日後のことだった。

 代理人弁護士のデービッド・プレスマン(David Pressman)氏は、「これまで忠実に勤めてきた軍での未来が永久に限られたものであることが明らかになったのを受けて、(ビンドマン氏は)退役を申し入れた」と述べた。陸軍大佐への昇格候補になっていたが、実現しないことが明らかになったという。

 プレスマン氏はさらに、「ビンドマン陸軍中佐は、愛国心によってキャリアを失った」「トランプ米大統領はいじめと脅迫、報復を通じて、法律を順守するか大統領を喜ばせるか、そして誓いを守るかキャリアを守るかを選ぶようビンドマン陸軍中佐に強要しようとした」と述べた。(c)AFP