【7月6日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは5日、第33節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は最後の約20分間で2ゴールを奪い、下位に沈むアストン・ビラ(Aston Villa)に2-0で勝利した。

 サディオ・マネ(Sadio Mane)とカーティス・ジョーンズ(Curtis Jones)の得点で勝利したリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、本調子ではないときに勝利をもぎ取る能力こそ今季のチームの特徴だと述べた。

 リーグ王者として最初に迎えた2日のマンチェスター・シティ(Manchester City)戦で0-4と大敗したリバプールは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による3か月の中断前に首位を独走していたときのような最高のパフォーマンスはまたしても見せられなかった。

 しかし、マネがクロスバーの下を弾いてネットを揺らすと、その後ジョーンズのシュートが相手に当たって追加点を挙げた。リバプールがリーグ戦における本拠地アンフィールド(Anfield)での連勝を24試合にまで伸ばしたのに対し、ビラはいまだ降格圏を抜け出せていない。

 クロップ監督は「われわれは難しい試合に勝利してきたことで、今この場所にいる」とコメントした。

「きょうのアストン・ビラは全力を尽くして戦っていたし、それによって簡単ではなくなる。傑出したパフォーマンスではなかったが、勝ち点3をもたらす良い内容だった」

 また、チームが同リーグにおける勝ち点の最多記録更新を目指している中、今季の最後の月に入っても「クリスマスプレゼント」のように選手に出場機会を与えるつもりははないとクロップ監督は主張した。

 5試合を残しているリバプールは勝ち点を89にまで伸ばし、2シーズン前にシティが記録した歴代最多の100ポイントにあと11と迫っている。(c)AFP