【7月5日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは4日、第33節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は立ち直りを見せて3-0でワトフォード(Watford FC)に勝利し、同日先に行われた一戦でボーンマス(AFC Bournemouth)に5-2で勝利したマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を抑え、4位の座を守った。

 ユナイテッドはマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)、アントニー・マルシアル(Anthony Martial)、ブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)、そして2ゴールのメイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood)と、攻撃陣4人全員がスコアシートに名を刻み、チームは2011年以来となるホームでのリーグ戦5得点を記録した。

 一方のチェルシーはミッドウイークに2-3でウェストハム(West Ham)に敗れていたものの、この日はいつも通りの白星を収めた。

 先発に起用されたオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)がフランク・ランパード(Frank Lampard)監督に報いて先制点を決めると、ウィリアン(Willian Borges da Silva)がPKを蹴り込んで2点をリードしてハーフタイムを迎えたチェルシーは、終了間際にロス・バークリー(Ross Barkley)が3点目を決めてユナイテッドとの勝ち点差2を維持した。

 また、その他の試合ではアーセナル(Arsenal)がリーグ戦ここ8試合無敗だったウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)から2-0で勝利を収めて暫定7位に浮上し、来季の欧州大会出場へ望みをつなげた。

 先日長期契約を結んだブカヨ・サカ(Bukayo Saka)のゴールで先制したアーセナルは、残り4分で途中出場のアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)が勝利を決定づける追加点を挙げた。

 敗れた6位のウルブス(Wolves、ウォルバーハンプトンの愛称)にとっては、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権獲得に向けて手痛い黒星となった。

 また3位のレスター・シティ(Leicester City)は、ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)のプレミア通算100点と101点目などで3-0とクリスタルパレス(Crystal Palace)を退けている。(c)AFP/Kieran CANNING