味気ない独立記念日、感染者急増でビーチやバー閉鎖 米
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【7月5日 AFP】米国は7月4日の独立記念日(Independence Day)を迎えたが、新型コロナウイルスの感染者数急増が重い影を落とし、味気ない祝日となった。
米国ではこれまでに13万人近くが死亡し、1日の新規感染者数が過去最多の5万7683人を記録するなど、世界で最も大きな被害を受けている。
カリフォルニア州とフロリダ州では、例年7月4日には大勢の人で混み合うビーチが、感染者数の急増を受けて閉鎖された。一方、テキサス州やミシガン州などでは、一年のうち最も繁忙期であるはずのこの週末にバーが閉鎖された。
世界的なコロナ流行中心地となっていたニューヨーク市では先週、公共のビーチが開放されたものの、地元住民は第2波に対して強く警戒し続けている。
米各地では、独立記念日の祝日は異様な空気に包まれた。大通りでのパレードは中止され、隣近所で繰り広げられるにぎやかなバーベキューは規模が縮小され、家族の再会も延期された。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は4日、首都ワシントンのホワイトハウス(White House)で式典「米国に敬礼を(Salute to America)」を開いた。式典には医師や看護師、軍の兵士やその家族らが招待され、米軍による展示飛行や花火の打ち上げが行われる。(c)AFP/Cyril JULIEN with Dmitry Zaks in London