【7月5日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間5日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は52万7241人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計1114万5640人余りの感染が確認され、少なくとも572万7400人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 4日午前4時以降、新たに4376人の死亡と18万827人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1290人。次いでメキシコ(654人)、インド(442人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに12万9584人が死亡、281万8588人が感染し、少なくとも79万404人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は6万3174人、感染者数は153万9081人。以降は英国(死者4万4198人、感染者28万4900人)、イタリア(死者3万4854人、感染者24万1419人)、フランス(死者2万9893人、感染者20万3367人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(65人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(54人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3545人、回復者数は7万8509人。

 地域別の死者数は、欧州が19万9050人(感染271万595人)、米国・カナダが13万8304人(感染292万3905人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が12万4355人(感染280万6243人)、アジアが3万7000人(感染143万2118人)、中東が1万7472人(感染81万1831人)、アフリカが1万927人(感染45万1075人)、オセアニアが133人(感染9882人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP