【7月3日 AFP】ブラジルのフェルナンド・アゼベド(Fernando Azevedo)国防相は1日、アマゾン(Amazon)の熱帯雨林に暮らす先住民族ヤノマミ(Yanomami)の居住地を訪れ、多くのNGOが主張しているようなヤノマミへの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威はないとの見解を示した。

 アゼベド氏は、ヤノマミをめぐる状況について「制御下にある」と述べ、「これは私たちにとって非常に重要な問題だ。われわれは先住民族を守らなければならない」と強調した。

 現地ではヤノマミの人々に新型コロナウイルスの検査が行われ、全員が陰性だった。

 ヤノマミは1970年代、他の先住民族と同様に欧州からの入植者や金採掘者によって広まった病気により多くが亡くなり、現在の人口はおよそ2万7000人となっている。(c)AFP