【7月3日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)の妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が、疎遠になった父親に宛てた手紙を掲載した大衆紙の発行元を訴えた注目の裁判で、英王室は「偽りで有害な」報道記事から自身を守らなかったと主張していることが、リークされ2日に報道された陳述書で明らかになった。

 メーガン妃は、自身が2018年に父親のトーマス・マークル(Thomas Markle)さんに送った手紙の一部を、メーガン妃がヘンリー王子と結婚した後の2019年2月に掲載したことは自身のプライバシー、データ保護権、および著作権の侵害にあたるとして、大衆日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)、デーリー・メール(Daily Mail)、そしてインターネットサイトのメールオンライン(MailOnline)を所有するアソシエーティド・ニューズペーパーズ(Associated Newspapers)を訴えている。

 陳述書でメーガン妃は、「英タブロイドメディア、特に被告によって、多数の偽りで有害な記事の主題となり、極めて大きな感情的苦痛が引き起こされ精神的健康が損なわれた」と提示した。さらに、英王室は言いがかりのような報道からメーガン妃を守らず、「(メーガン妃が)自己弁護することを禁じた」としている。

 今年英王室を離脱したヘンリー王子夫妻は、メディア、特にタブロイドメディアと激しい闘いを繰り広げている。現在、息子のアーチー(Archie)ちゃんと共に米カリフォルニア州で暮らしているヘンリー王子夫妻は、メンタルヘルス、教育、福祉の問題に取り組む非営利団体を立ち上げた。(c)AFP