【7月2日 AFP】(更新)米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)の時価総額が1日、トヨタ自動車(Toyota Motor)を抜いて自動車メーカーで世界首位となった。

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 ブルームバーグ(Bloomberg)によると、テスラの時価総額は1日に2072億ドル(約22兆3000億円)に達し、トヨタの2019億ドル(約21兆7000億円)を上回った。テスラはこれに先立ち、時価総額で米自動車大手各社を抜いていた。

 イーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)率いるテスラの株価は上げ下げを繰り返しながらも、「モデル3(Model 3)」の重要な生産目標の達成を受けて2019年後半からは堅調に上昇してきた。

 マスク氏は型破りな言動で従来のCEO像を覆す一方、自動車業界の内燃車から電気自動車への移行を推進してきた。販売台数は米自動車大手3社のごく一部にすぎないが、投資家らはカリスマ的リーダーであるマスク氏が率いる同社に想像力をかきたてられ、その将来性に懸けている。(c)AFP