【6月29日 AFP】ギリシャ観光省は29日、新型コロナウイルス対策で閉鎖していた地方空港への旅客便乗り入れ再開を前に、ドイツ人医師ら170人を無料でリゾート地コス(Kos)島に招待する。「新型ウイルスとの闘いにドイツで貢献したことへのねぎらいと感謝を込めて」の招待だという。

 独旅行会社トゥイ(TUI)の関係者も同じ便でコス島を訪れ、ギリシャのハリー・セオハリス(Harry Theoharis)観光相と面会する予定だという。

 ギリシャでは7月1日に地方空港への旅客便の乗り入れが正式に再開される。

 ギリシャの新型コロナによる死者は200人未満。国の経済の25%が観光に頼っており、政府は観光客に安全な休暇を過ごせることを懸命にアピールしている。

 公営テレビERTによると、全国で80か所のホテルで新型コロナに感染した人の受け入れ態勢が整えられているという。(c)AFP