米フロリダ州、コロナ新規感染9585人 これまでで最多
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【6月28日 AFP】米フロリダ州で27日、新型コロナウイルスの新規感染者が9585人確認され、流行発生以降で最多を記録した。新たに24人の死亡も確認された。
同州のロン・デサンティス(Ron DeSantis)知事は、急速な経済再開に前向きだった。しかし26日、州内のビーチなどに集まる若者を中心に感染者数が「急増」していることを認めた。
マイアミ市当局は、7月4日の独立記念日(Independence Day)を迎える来週末はビーチを閉鎖すると発表。また州内の複数の都市では、7月4日に予定されていた花火の打ち上げが中止となった。独立記念日は通常、1年で最も人出が多い時期として挙げられる。
フロリダ州における感染者の平均年齢は2か月前の65歳から33歳へと急速に下がった。数か月にわたる隔離生活に不満を抱いた若者たちは、州内のビーチや海岸沿いの遊歩道、バーに殺到している。多くの場合はマスクを着用せず、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)も気に掛けていないとみられる。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた経済の再開と立て直しを推進したが、フロリダ州など米国の複数の州では感染者数が急増している。
テキサス州のグレッグ・アボット(Greg Abbott)知事は26日、バーの営業再開は早すぎたと認めた。(c)AFP/Leila MACOR