【6月25日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のマルコム・ブログドン(Malcolm Brogdon)が24日、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たものの、来月フロリダ州オーランド(Orlando)で再開するシーズンではチームメートとともに戦う意向を示した。

 ブログドンはチームを通じ、「最近受けた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性が出た。現在は自己隔離中だ」と明かした。「体調も気分も良いし、順調に回復している。NBAシーズンの再開とプレーオフに向けてオーランドでチームメートと合流する予定だ」

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により3月にシーズンが中断されるまで、ブログドンはプレーオフ出場を目指すチームで中心的な役割を果たしていた。

 現在ペイサーズはイースタンカンファレンス5位につけており、NBAはフロリダ州オーランドにウォルト・ディズニー(Walt Disney)が所有するスポーツ施設という閉鎖環境の中で再開する。

 ここ数週間ブログドンは、米ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)で警察拘束下で黒人のジョージ・フロイド(George Floyd)さんが死亡した事件で火がついた反人種差別運動「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」で積極的に声を上げていた。

 ブログドンを筆頭にNBAの中には、オーランドの舞台はBLMのメッセージをより幅広い層に届けるために使えると考えている選手もいる。(c)AFP