【6月24日 AFP】トルコは23日、フランスにリビアで危険なゲームを演じていると非難されたことを受けて、国連(UN)が承認するリビア暫定政権と対立するハリファ・ハフタル(Khalifa Haftar)司令官を支援することで「危険なゲームを演じているのはフランスにほかならない」と反論した。

 トルコ外務省は、「フランスには、長年にわたり違法組織を支援し、リビアを混沌(こんとん)に陥れたことに対する大きな責任がある。よって、リビアで危険なゲームを演じているのはフランスにほかならない」と述べた。

 フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は22日、北大西洋条約機構(NATO)の主要同盟国であるトルコがリビアでもはや容認できない「危険なゲーム」を演じていると激しく非難していた。

 リビアでは、国連が承認している暫定政権「国民統一政府(GNA)」と、ハフタル司令官率いる有力軍事組織「リビア国民軍(LNA)」による内戦が続いており、トルコはGNA側を支援している。

 一方、フランスはエジプトやロシア、アラブ首長国連邦(UAE)と並んでLNA側を支援していると疑われているが、あくまで中立だと主張し続けている。(c)AFP