【6月24日 AFP】南米で最も長くロックダウン(都市封鎖)が続いている国の一つであるペルーのガストン・ロドリゲス(Gaston Rodriguez)内相は23日、オンラインで記者会見し、新型コロナウイルス感染でこれまでに少なくとも223人の警官が死亡し、1万5500人が感染したと明らかにした。

 内務省が2週間前に発表した統計では、警官13万人のうち、死者は170人、感染者は1万人弱だった。その時と比べて死者数は約30%増えた。ペルーは南米でブラジルに次いで新型コロナウイルスの被害が大きい。

 ロドリゲス内相は警察学校を8月に卒業する5000人で警官は増員されると述べた。隔離措置が導入された3月以降、新型コロナウイルスに感染した警官のうちおよそ6000人が回復し職務に復帰している。

 警官の多くは、市場や通りを巡回し、感染防止のためのソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を守るよう市民に呼びかけた際に感染した。(c)AFP