【6月21日 AFP】フランス政府は20日、7月11日から国内のスタジアムを再開放し、最大5000人の入場を許可すると発表した。

 人数制限は「大型のイベントとスタジアム、コンサートホール」に適用されるが、夏の間には上限が引き上げられる可能性もある。政府は「国内の疫学的な状況を7月中旬に検証し、8月後半に(ルールを)緩和できるかを判断する」と発表している。

 フランスでは、新型コロナウイルスの感染拡大で3月に国内のスポーツがストップし、その後サッカーのリーグ1と2、ラグビーのトップ14が打ち切りを決めたが、今回の判断で、サッカーのフランス杯(French Cup 2019-20)とリーグ杯(French League Cup 2019-20)は観客を入れて行うことができる。どちらも具体的な日付は決まっていないが、7月末の開催が見込まれている。

 フランスでは新型ウイルス関連の死者が3万人近くに上っているが、入院患者は減り続けており、5月には全国規模のロックダウン(都市封鎖)が解除された。(c)AFP