アーセナル、土壇場に逆転弾許し再開後連敗 GKレノは負傷交代
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【6月21日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは20日、第30節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はニール・モペイ(Neal Maupay)が2回「主役」となったブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に1-2で敗れ、リーグ再開後2連敗となった。
新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断した3月以来、全チームがそろって試合を行う初めての週末で、アーセナルは1点をリードしながらもモペイに逆転ゴールを許して敗戦。来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場がさらに遠のく黒星を喫した。
アーセナルでは、守護神ベルント・レノ(Bernd Leno)が負傷交代を強いられたことも響いた。レノがモペイに少し押されて不自然な着地をすると、無人のアメックス・スタジアム(Amex Stadium)にはレノの叫び声が響き、膝をひねったレノは怒ってモペイを指さしながら担架で運び出された。
チームは68分にニコラ・ペペ(Nicolas Pepe)のファインゴールで先制したが、その7分後には守備のもろさが顔を出し、ルイス・ダンク(Lewis Dunk)に至近距離からの同点ゴールを許した。そして迎えた後半アディショナルタイム、アーロン・コノリー(Aaron Connolly)のパスを受けたモペイに冷静に得点を決められた。
アーセナルはこれで4位と勝ち点8差の10位に後退し、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)出場を逃す可能性すらある。ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は「受け入れがたい負け方だ。たくさんチャンスを逃し、2点目を目指して戦わなかった」とコメントした。
対するブライトンは2020年初勝利を挙げ、降格圏との勝ち点差を5に広げている。
アーセナルとマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)が再開初戦の勝利を逃す中で、ウェストハム(West Ham)を2-0で下したウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)は一足早く白星を手に入れ、4位以内でのフィニッシュに前進した。
ワトフォード(Watford FC)と対戦したレスター・シティ(Leicester City)は、クレイグ・ドーソン(Craig Dawson)に終了間際の同点ゴールを許して1-1の引き分けに持ち込まれ、再開初戦の勝利を逃したものの、チャンピオンズリーグ出場圏内をしっかり維持している。
3位レスターとユナイテッド、ウルブスとの勝ち点差は8となっている。ワトフォードは降格圏内との勝ち点差を1に広げた。
21日には、首位リバプール(Liverpool FC)が再開初戦となるエバートン(Everton)との敵地でのマージーサイドダービーに臨む。2位マンチェスター・シティ(Manchester City)に勝ち点22差をつけているリバプールは、あと2勝で30年ぶりのリーグ優勝が確定し、ダービーに勝利すれば24日のホームでのクリスタルパレス(Crystal Palace)戦が優勝決定戦になる。(c)AFP/Steven GRIFFITHS