【6月20日 AFP】米小売り・IT大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は、職場でのウイルス感染を減らす取り組みとして、拡張現実(AR)で対人距離の確保を促すシステム「ディスタンス・アシスタント(Distance Assistant)」を導入したと発表した。

 同社が16日に発表したところによると、このシステムはカメラと大型モニターを使って従業員の周囲に円を描き、推奨される対人距離である約2メートルを維持するよう促す。

 安全な距離が確保されていれば円は緑色だが、他の従業員と近づきすぎると赤に変わる。

 アマゾンによると、現在このシステムを使っているのは同社の「一部の建物」だが、今後広げていくという。同社はこの技術をオープンソースにし、「誰もが自分のディスタンス・アシスタントを作れるようにする」と説明している。(c)AFP