【6月19日 AFP】台湾は19日、中国の戦闘機1機が防空識別圏(ADIZ)に進入したと明らかにした。進入は異例の4日連続。

 台湾国防部(国防省)によると、J10戦闘機少なくとも1機が台湾南西の防空識別圏に進入し、台湾の複数の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した。国防部は「われわれの警告後、中国共産党の航空機は防空識別圏から出た」としている。

 台湾の防空識別圏は領空を超えて広がっており、航空機による進入があった場合には警告が出される。また、中国も同様の防空識別圏を設定している。

 中国による進入はこれまでまれだったが、台湾当局によると、ここ2週間で6回発生。突然の増加は、米軍機が許可を得て台湾領空を飛行してからだという。(c)AFP