【6月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は18日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)からFWティモ・ヴェルナー(Timo Werner)を獲得したと発表し、今夏では初の大型移籍が決まった。

 今季の公式戦で32得点をマークしている24歳のヴェルナーとライプツィヒとの契約には、6000万ユーロ(約72億3000万円)の契約解除金が設定されていた。

 ドイツ代表のヴェルナーは発表文の中で「チェルシーと契約できたのはうれしい。この偉大なクラブに加入でき、とても誇らしい瞬間だ」とコメントした。

「新たなチームメートや監督、そしてもちろんチェルシーのファンと共に過ごす来シーズンを楽しみにしている」「成功に満ちた未来を一緒に築いていこう」

 プレミアリーグの頂点に立つリバプール(Liverpool FC)やマンチェスター・シティ(Manchester City)との差を埋めようと模索するチェルシーにとって、今回の移籍は大成功となった。

 残り2試合となった今季のブンデスリーガが終了するまで、ヴェルナーはライプツィヒに残る見通し。

 しかし、7月にはチェルシーに加入する予定であるため、ライプツィヒの選手として8月に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)には出場できないとみられている。

 ライプツィヒによれば、今季のチャンピオンズリーグで8試合に出場し4得点を挙げているヴェルナーが、欧州カップ戦に今季これ以上出場しないことを選んだという。

 ライプツィヒのマルクス・クレシェ(Markus Kroesche)スポーティング・ディレクター(SD)は、「この決定はヴェルナー側からのもの。われわれはそれをそのまま受け入れなければならなかった」と明かした。

 チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦第1戦で、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に0-3で敗れていたチェルシーは、新型コロナウイルスの影響で延期となったアウェーでの第2戦を残している。

 しかし、本来第2戦が行われるはずだった3月にはチェルシーの選手として登録されていなかったため、ヴェルナーは今季は同チームの一員としてチャンピオンズリーグに出場する資格を持たない。(c)AFP