【6月18日 AFP】国連総会(UN General Assembly)は17日、国連安全保障理事会(UN Security Council)の非常任理事国のうち5か国を選ぶ選挙を行い、インドとメキシコ、ノルウェー、アイルランドの4か国が選出された。任期は2021~22年の2年間。

 アフリカ枠はケニアとジブチが争っているが、それぞれ113票、78票で選出に必要な3分の2に届かず、18日に再投票が行われる。

 国連(UN)は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて、7月末までほぼすべての業務をオンラインで行っているが、不正行為や集計の改ざんの懸念から、国連総会は電子投票を行わなかった。代わりに加盟国193か国にそれぞれ異なる時間帯を割り当て、有名な国連ホールで秘密投票を実施した。

 国連総会は同日、2020~21年の総会議長を決める選挙も行い、トルコの元外交官ボルカン・ボズキル(Volkan Bozkir)氏が選出された。

 ボズキル氏は唯一の候補者だったが、トルコとかねて対立関係にあるアルメニアとキプロス、ギリシャが反対したため、議場の総意として無投票で選出とはならず、各国による投票で選ばれた。(c)AFP/Philippe RATER