【6月18日 AFP】米ジョージア州の州都アトランタ(Atlanta)で、黒人男性が警官に撃たれ死亡した事件で、検察当局は17日、この警官を殺人罪で訴追する方針を発表した。

 事件では12日、警官のギャレット・ロルフ(Garrett Rolfe)容疑者が、逃走を試みたレイシャード・ブルックス(Rayshard Brooks)さん(27)を背後から撃ち死亡させた。

 地元検察当局のポール・ハワード(Paul Howard)検事は、ロルフ容疑者の発砲には正当な理由がなかったと指摘。血を流して地面に倒れたブルックスさんの体を蹴ったことも、罪を重くしたと説明した。

 ハワード氏は「ブルックスさんは撃たれたとき、警官たちに死や深刻な身体的傷害をもたらす直接的な脅威を及ぼしていなかったと、われわれは結論付けた」と述べた。(c)AFP