【6月17日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は16日、第32節が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は敵地でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)を1-0で下し、8連覇を決めた。前半に決勝点を挙げたFWロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)は、自分たちはドイツで最高のクラブであることを証明したと話した。

 誇り高い歴史において通算30回目となるリーグ制覇はバイエルンにとって、近年のマイスターシャーレの覇権を維持するものとなった。

 レワンドフスキは「自分たちがドイツで最高のチームだということを僕らは示した」とコメントした。

 43分に先制したバイエルンだったが、10代のDFアルフォンソ・デービス(Alphonso Davies)がこの日2枚目のイエローカードで79分に退場したため、最後の11分間は肝を冷やす戦いを強いられた。

 ブレーメンの粘り強い守備と激しい雨に支配された前半終了間際、DFジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)が浮き球のパスを送ると、レワンドフスキは鮮やかな胸トラップから低いボレーシュートを流し込んだ。

 キャリアハイとなるリーグ戦での31点目をマークしたレワンドフスキは、通算5度目となる得点王に向けて順調に歩み続けている。

 前指揮官のニコ・コヴァチ(Niko Kovac)氏が解任された昨年11月に就任したバイエルンのハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は、1年目でブンデスリーガのタイトルを手にした。

 新型コロナウイルスによってロックダウン(都市封鎖)の措置が取られていたにもかかわらず、バイエルンはリーグ戦が前月に再開されてからの公式戦で8連勝を挙げており、その勢いが止まることはなかった。

 7月4日にバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)とのドイツカップ(German Cup 2019-20)決勝を控え、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でもチェルシー(Chelsea)との決勝トーナメント1回戦第1戦に3-0で勝利しているバイエルンのフリック監督は、3冠の可能性も残している。

 バイエルンのヘルベルト・ハイナー(Herbert Hainer)会長が、今季の目標は3冠だと話していたことを受け、フリック監督は「これがバイエルン・ミュンヘン。目標はいつも高い」と述べた。

「これで最初の大きな目標を達成した。次に目指すはカップ戦で、その次はチャンピオンズリーグ。だが、それに向けて計画を立てることはできない」 (c)AFP/Ryland JAMES