【6月17日 AFP】 警察の手による黒人市民死亡の抗議デモに揺れている米国で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は16日、警察改革に関する大統領令に署名し、この大統領令が米国に「立派な正義」をもたらすと述べた。

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 大統領令では、米全土の警察署に首を圧迫する警察の拘束手法「チョークホールド」の禁止、武力の行使の指針に関する追加研修、不祥事に関与した警官のデータベース化などを奨励する補助金を出すことが盛り込まれている。

 ホワイトハウス(White House)のローズガーデン(Rose Garden)でトランプ氏は署名の際、「以前から続いている失敗の構図を打ち壊さなければならない」と言明した。

 トランプ氏は演説で「新たな(警官)資格認定手順の一環として、警官の生命が危険にさらされている場合を除き、チョークホールドは禁止される」と表明。「さらに、われわれは死に至る応酬の回避に役立つ、先端的かつ強力で、致死性の低い新たな武器を検討している」と話した。

「今必要とされているのは、恐怖や分断をさらにあおることではない。われわれは警察と地域社会を引き離すのではなく、双方が歩み寄るようにしなければならない」とも述べ、警察の暴行問題に取り組まなかったとして民主党議員らを批判した。(c)AFP