【6月16日 CNS】中国・四川省(Sichuan)の、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(Chengdu Research Base of Giant Panda Breeding)で5日、双子のパンダの赤ちゃん「熱乾麺(武漢ゴマ麺)」「蛋烘糕(成都クレープ)」に、その名付け親となった成都医学院のスタッフたちが初対面した。

 成都医学院第一付属医院感染部副部長で湖北省支援医療チームのメンバーだった張坤(Zhang Kun)さんは、「前回、通話アプリで見た時より少し成長しましたね。とても活発です。本当にかわいすぎます!」と、うれしそうに話した。

 パンダ基地は同日、成都医学院第一付属医院と成都医学院第二付属医院・核工業四一六医院と共同で、湖北省支援医療チームのジャイアントパンダの見学活動を行った。二つの病院の湖北支援医療隊員は過去に、武漢での忘れにくい歳月を思い出し、英雄である武漢と武漢市民に敬意を表したいと、二つの病院の湖北支援医療隊員は二頭のパンダに「熱乾麺」「蛋烘糕」と名付けた。

 医療チームはこの日、パンダ基地のソーラー室で「熱乾麺」と「蛋烘糕」に対面。愛らしい動きをながめ、写真撮影に夢中となった。湖北省支援医療チームのメンバーの一人、馬歓(Ma Huan)さんは、歓声を上げて、「実際にパンダの赤ちゃんを見ることができて本当に幸せです。パンダの赤ちゃんが健康で、かわいく成長することを願っています」と話した。

 対面イベントの後、医療チームはパンダ基地の国際アートセンターに訪れ、13か国・地域の作品を集めた展示会「私たちの約束」を見学。新型コロナウイルスがまん延した時期、市民の暮らしや思いを記録したもので、このうち2点の作者は医療チームのメンバーだ。

 医療チームは見学後、パンダ基地の専門家、獣医師らと意見交換をし、防護服やゴーグルなどの医療物資をパンダ基地に寄付した。(c)CNS/JCM/AFPBB News