【6月16日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)が、新型コロナウイルスの影響で延期された今季の中国GP(Chinese Grand Prix 2020)について、同国・上海での2レース開催を提案していると地元体育局の責任者が15日、最終決定ではないとした上で明らかにした。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で日程が大混乱に陥った今季のF1世界選手権は、来月5日と12日にオーストリア・シュピールベルク(Spielberg)のレッドブル・リンク(Red Bull Ring)で開幕した後、英シルバーストーン(Silverstone Race Circuit)でも2レースが開催される予定となっている。

 当初4月19日に決勝が行われるはずだった中国GPは2月に延期が決定。しかし、F1側は最も重要な市場の一つである中国において、シーズン後半にレースを実施する方針であるとみられている。

 上海市体育局の局長を務める徐彬(Xu Bin)氏は、同市において例年通りの1レースではなく2レースを行うことについて聞かれると、「これはF1のマネジメント会社側からの提案だ」とすると、「誰もが知っているのは、公式発表では今季最初の8レースが欧州で開催されるが、その中にアジアは一つも入っていないということだ」と地元ラジオ局の上海人民広播電台(Shanghai People's Radio)に語った。

 徐氏はさらに、「上海で2レースを開催する可能性があるかどうかについて、F1側と現在も意見を交換しているところだ。しかし、まだ最終決定は何もなされていない」「もちろん、ウイルスの制御具合も見極めていく必要がある」と付け加えた。

 昨年末に新型コロナウイルスの発生源となった中国は、ウイルスの感染者と死亡者の数が大幅に減少した。しかし、首都北京では最近、第2波を封じ込めるべく対策が急がれている。(c)AFP