【6月15日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)直属機関第二外来の王俊輝(Wang Junhui)主任率いる感染症対策医療専門家チームが5月12日、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、サントメ・プリンシペのアフリカ3カ国を訪れ、現地の新型コロナウイルス感染症対策を支援した。

 専門家チームは国家衛生健康委員会が組織し、河北省衛生健康委員会がメンバー12人を選出。現地で約1カ月間任務に当たった。

 チームの一員、河北省人民医院重症医学科の杜全勝(Du Quansheng)副主任はアフリカの国々の新型コロナウイルス対策について、医療物資と人的資源の不足が最大の問題と指摘。重症医学の専門家として、現地の感染対策の最前線で働く医療スタッフに対し、中国での重症患者の治療経験を共有し、人工呼吸器の使い方を指導したと述べた。杜氏はまた、人工呼吸器は全て中国製で、中国政府が寄贈したことを明らかにした。

 中国医学の専門家である河北省中医院の辺東(Bian Dong)副主任は、現地の衛生部門と医療スタッフが、中医薬が新型コロナウイルス感染症の治療過程で重要な役割を果たしたことに関心を寄せており、関連する中医薬を現地の患者の治療に導入することを望んでいると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News