【6月13日 AFP】米ミネソタ州のミネアポリス(Minneapolis)市議会は12日、同市の警察を解体し、コミュニティー指向の治安部門に置き換えるとする決議を全会一致で採択した。反人種差別の大規模な抗議デモで、変革を求める声が高まっていた。

 決議は「市の安全を育む変革的な新しいモデルをつくるため、コミュニティーの関与、研究、構造改革の1年間にわたるプロセスを開始する」という内容。3週間前にアフリカ系米国人ジョージ・フロイド(George Floyd)さんがミネアポリス警察の警官に拘束された際に死亡し、警察改革を求める声が上がっていた。

 市議会は数日前、拒否権に対抗できる多数の賛成を得て、警察を解体しコミュニティー指向の代替組織をつくることで合意に達していた。この動きを正式なものにする次の段階として、今回の採決が行われた。(c)AFP