【6月12日 AFP】フランスで、警察内に人種差別が横行しているとの見方が広がり、これに反発した警察官らが抗議活動を展開している。12日には、国内各地で2日目のデモが行われた。警察官らは、米国で起きた黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さんの死亡事件を受けて強まっている批判から、政府高官らが警察を守らなかったとして激しく非難している。

 同日には首都パリのシャンゼリゼ(Champs-Elysees)通りに警察官数十人が出て、事前申請していないデモを決行。「警察がなければ平和もない」と書かれた横断幕を掲げて車道を歩き、交通を妨害した。

 前日11日には、リール(Lille)やマルセイユ(Marseille)などの警察官らが、手錠や腕章などを地面に投げ捨てて抗議。多くの警察官が、クリストフ・カスタネール(Christophe Castaner)内相の辞任を大声で要求した。

 2日にはパリ市内にも、米国の「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」抗議運動に共感する約2万人が結集。

 これを受けてカスタネール内相は、警察における人種差別への「ゼロ・トレランス(不寛容)」を表明し、容疑者拘束時のチョークホールドの禁止にも言及。これが警察官らの怒りを招いていた。(c)AFP