【6月12日 AFP】英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)、英格安航空大手イージージェット(EasyJet)、アイルランド格安航空大手ライアンエア(Ryanair)の3社は12日、英政府が今週発表した国外からの入国者に14日の隔離を義務付ける方針をめぐり、政府を提訴したと発表した。

 3社はこの政府方針について「英国の観光業および経済一般に壊滅的影響を及ぼすものであり、多数の雇用を破壊する」と指摘し、一刻も早く司法審査が行われることを求めている。

 また、事前の協議もなく、このような厳格な規制を課すための科学的根拠も示されていなかったことも、提訴理由の一つに挙げている。

 英政府は8日、新型コロナウイルス対策として国外から英国への大部分の入国者に14日間の自主隔離を義務付け、違反者には1000ポンド(約13万6000円)の罰金または訴追の可能性があると発表。既に苦境に置かれている航空業界の反発を招いていた。(c)AFP