【6月12日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は11日、サッカー界が新型コロナウイルスに伴う長期中断による影響からの立て直しを進める中、各リーグに対して、遅延を強いられている今シーズンの完了前に移籍市場を開くことを可能にするといった、一時的なルール変更案が承認されたと発表した。

 今回承認された一連の一時的変更は、健康上の危機によって大きな混乱が生じているサッカーカレンダーに対処できるようにすることが目的。

 今回のルール変更に、欧州では一般的に夏の移籍期間として知られる「第1登録期間」が、最大で4週まで遅れる今季の終了に「重複」するのを許可するといったものが含まれたことが注目すべき点となった。

 通常であれば、この移籍期間はシーズンが完了になるまで開かれないが、3月に中断となったリーグは多くが再開し始めたばかりで、今季は7月下旬まで終わらないというケースがほとんどになるとみられている。

 シーズン終了前の移籍は許可されたものの、各クラブは新たに契約した選手を次のシーズンが始まるまで起用することはできない。このルールは無所属から加入した選手に対しても適用され、第1登録期間は最長で12週開かれる。

 FIFAはまた、今シーズンの終了前に現在の契約が満了になる選手がいる場合は、クラブに対して「誠意を持って、公正かつ妥当な条件で」そうした契約を延長するよう求めた。欧州では多くの選手が、現シーズンが終了になる数週前の6月30日に契約満了を迎えるとみられている。

 さらにFIFAは、7月1日から新チームに加わるという事前契約を結んだ選手については、今シーズンが終了になるまで現在のチームに残れるようにすべきだと勧告した。

 一方で、「チームと契約していない選手に関するあらゆる懸念を避けるため」、選手が同一シーズンに計3クラブでプレーできるようにする変更案も導入された。通常であれば、選手が同一シーズンにプレーできるクラブの数は二つまでとなっている。(c)AFP