【6月12日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は、来月下旬のシーズン再開時に各チームにつき最大17選手の登録を認める計画だと、米メディアが11日に報じた。内訳は通常契約の選手15人と、チーム傘下でもプレーするツーウェイ契約の選手2人だという。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で3月12日からシーズンが中断しているNBAは、米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー(Walt Disney)がフロリダ州オーランド(Orlando)に所有するESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックス(ESPN Wide World of Sports Complex)に全30チームのうち22チームが集合し、来月下旬に再開されることになっている。

 シーズン再開日は7月31日に設定されているものの、米スポーツ専門チャンネルESPNの報道では、最新プランとして同30日に繰り上がる可能性があるとされている。改訂版のスケジュールでは、フロリダ入りから53日以内に14チームがシーズンから脱落し、同67日後までに生き残っているのは4チームのみ。リーグ側は、9月30日までにNBAファイナルを開幕する見通しを立てているという。

 プレーオフが開始された後、新型コロナウイルスの検査で陽性が判明した選手について、各チームは控え選手と交代させることが可能となる。その場合、新たに加わる選手は7日間の隔離期間を過ごすことが条件になるとみられる。

 リーグは来月9日から11日にかけてキャンプを開始する計画を立てており、選手たちは正式にトレーニングが始まる前に隔離されることになっている。

 一方、オーランドに行けなかった8チームは、夏の移籍市場が解禁される今月下旬にウエーバーや選手との契約に動くことが認められる。(c)AFP